助っ人では異例の2軍遠征も志願 巨人・キャベッジと阿部監督が交わした約束

2025年4月28日(月)5時50分 スポーツ報知

9回無死、二塁打を放つキャベッジ(カメラ・小林 泰斗)

◆JERA セ・リーグ 阪神1—2巨人(27日・甲子園)

 キャベッジが勝ち越しの口火を切った。1—1の9回先頭、1ストライクからの岩崎の2球目、外寄り143キロ直球を逆らわずに、左翼線へはじき返した。25日の1軍復帰後初安打となる二塁打でチャンスメイク。「甘く来たボールを逃さないようにという意識で打席に入った。何がなんでも出塁したかった。それができて良かったです」。岸田の適時打で決勝のホームを踏んだ助っ人はすがすがしい表情で振り返った。

 12日の広島戦(マツダ)で走塁時に交錯して左手親指を痛め、15日に登録抹消。その際、阿部監督から「25日の甲子園の阪神戦に照準を合わせて戻ってきてほしい」と伝えられた。「早く1軍の舞台に戻りたい」と歯がゆさもかみ締めながら、最短での昇格を目標に翌16日からリハビリ開始。キャッチボールやマシン打撃に取り組んで状態を落とさないように努めた。22、23日には外国人選手としては異例の2軍遠征にも参加した。

 指揮官との約束通り、10日間で1軍昇格。復帰後12打席目で響いた快音は、貴重な一打になった。「状態はいいですし、これからも改善していくと思います」と前を向いた。再び豪快な打撃でチームに貢献する。(臼井 恭香)

スポーツ報知

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