マンU、ギェケレシュの獲得完了間近か。クーニャとの交渉も継続

　プレミアリーグで、今2024/25シーズン第34節までに14位と不調が続くマンチェスター・ユナイテッドが、新たなストライカー獲得に迫っているようだ。FWラスムス・ホイルンドとFWジョシュア・ザークツィーの苦戦が続いており、攻撃陣の再編は避けられない状況だ。

　UKメディア『Football Insider』によると、ユナイテッドはポルトガル1部のスポルティングCPに所属するFWビクトル・ギェケレシュの獲得に自信を深めている。数週間にわたる非公開交渉の末、クラブ関係者はこの取引が「すでに完了した」とみなしているという。

　ギェケレシュは、ユナイテッドのルベン・アモリム監督がスポルティングで指揮していた2023年当時から同クラブに在籍しており、両者の信頼関係が移籍交渉を有利に進める要因となったようだ。ライバルであるアーセナルもギェケレシュ獲得に関心を示していたが、現時点ではユナイテッドが争奪戦をリードしていると伝えられている。

　ギェケレシュは今シーズン、スポルティングでここまで48試合に出場し、52ゴール12アシストという驚異的な成績を残している。こうした数字が欧州のビッグクラブから注目を集める要因となっている。ユナイテッドはUEFAヨーロッパリーグ優勝による来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得を狙っているが、これがギェケレシュ加入の決定打になるかどうかは不明だ。

　なお、ギェケレシュの加入により、ホイルンドが退団する可能性も指摘されている。また、ユナイテッドは現在、ウルバーハンプトン・ワンダラーズに所属するFWマテウス・クーニャとも交渉を進めており、複数の補強を計画していることが裏付けられている。