「パパ1号」大谷翔平、真美子さん選曲の「ムーンライト伝説」直後の弾丸ライナー…長女誕生で「幸せな寝不足」
2025年4月30日(水)15時43分 読売新聞
【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの大谷翔平が29日(日本時間30日)、長女の誕生後では初めての本塁打となる7号ソロを放った。今季最速の114・1マイル(約184キロ)で右翼フェンスを越える弾丸ライナー。今季2度目の先頭打者本塁打で、初球を振り抜いた。ドジャースは15—2で大勝し、4連勝を飾った。
1番指名打者で出場した本拠地でのマーリンズ戦。この日は「ウィメンズ・ナイト」として開催され、選手のパートナーが選んだ登場曲が流れた。大谷は妻の真美子さんの選曲による「ムーンライト伝説」。人気アニメ「美少女戦士セーラームーン」の主題歌だ。
そのイントロが流れ終わった直後の初球をフルスイングした。2022年のサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)右腕のアルカンタラが投じた真ん中付近への95・5マイル(約154キロ)のツーシームを完璧にとらえると、打球はライナーで右翼ポール付近に飛び込んだ。
8試合ぶりの一発。今月19日に第1子となる女児が誕生したことを発表し、父親となってからは初めての本塁打だった。「(妻が)出産してからホームランが出ていなかったので、いい1本になったなと思います」とうなずいた。
この日は長女について初めて報道陣の質問に答えた。「無事にまず生まれてきてくれて、感謝しています。寝不足気味でしたけど、心地のいい寝不足というか、幸せな寝不足だったので、特に苦なく、球場でも動けていたかなと思います」と穏やかな笑みを見せた。初めて我が子を抱いた時の感想は「温かかったですね。予想より大きく生まれてきてくれたので、まず
この日の試合前には病院に行ってから球場に来たといい、「(日々の)リズム自体はやっぱり少しは変わる。ホームにいるうちはもちろん僕がいますけど、ロードはいないので、そこがちょっと気がかりかな」と、真美子さんと生後間もない娘のことを思いやった。
長女の名前については、「もちろん決まっていますし、今の段階でオフィシャルで出すことはないけど、チームメートやこっちの親しい方たちには伝えています」と説明した。