大谷翔平 「50―50」恩師の前で“強烈恩返し” メジャー最多得点!伝説の昨季上回る9盗塁で4月終了
2025年5月1日(木)7時6分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース12−7マーリンズ(2025年4月30日 ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)は4月30日(日本時間5月1日)、ロサンゼルスでのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発出場し、勝利に貢献した。ドジャースは開幕8連勝に次ぐ今季2度目の5連勝。マーリンズにはカード3連勝となった。
大谷は1—0で迎えた3回の第2打席は、無死一、二塁から投ゴロに倒れたものの、併殺崩れで出塁。続くベッツの打席の初球に二盗を決め、二、三塁に好機拡大すると、ベッツの左前適時打で生還し、貴重な追加点奪取に貢献した。
この二盗で大谷は今季初となる3試合連続盗塁を達成。くしくも“恩師”の前で決めてみせた。
昨年、大リーグ史上初の「50—50(54本塁打、59盗塁)」を達成した際に大谷は、「彼なしでは59盗塁は決められなかったかなと思っているし、お互いに意見を交換しながら一日一日、僕の中の走塁の部分で彼に助けられて成長できたという部分が感じ取れた1年だった」と言及。ドジャースのクレイトン・マッカラー一塁ベースコーチに感謝した。マッカラーは今季からマーリンズの新監督に就任。そんな恩師の前で強烈な恩返しとなった。
試合はドジャースが2回にマンシーの今季1号となる中越えソロ本塁打で先制し、3回に3点を追加。1点差に迫られた6回は大谷が四球でつなぎ、ベッツの2点適時三塁打、フリーマンの5号2ランを呼ぶなど大勝をを引き寄せた。さらに大谷自身も8回に三塁打を放ち、その後生還。この試合3点目で、今季32得点はメジャー最多となった。
試合は9回に4点の反撃を浴びたが逃げ切り勝ち。前日29日には19日の長女誕生公表後、34打席目で初アーチとなる“パパ1号”をマークした大谷の「2号」は次戦へ持ち越しとなった。
また、昨季は4月終了時点で7本塁打、5盗塁だったが、今季はこの日の4月最終戦を終え7本塁打、9盗塁。「50−50」を上回るペースでけん引している。