【高校野球】今年4月の統合で創部1年目となった岩見沢東、夏の北北海道大会出場が目標
2025年5月1日(木)6時44分 スポーツ報知
新設後、初の公式戦に臨む岩見沢東ナイン
“シン・岩見沢東”が、初陣に臨む。岩見沢東は、旧・岩見沢東と岩見沢西が統合され、今年4月に創設された新設校。創部1年目の野球部は、夏の北大会出場を目指し、春は初の公式戦に臨む。
1922年創立の旧・岩見沢東と24年創立の岩見沢西。ともに1世紀超えの歴史を受け継ぎ、岩見沢東として再出発する。両校の連合チームで出場した昨秋から主将を務める糸田匡佑捕手(3年)は、「去年までは練習だけ集まって、試合をする感じだった。学校でも顔を合わせるようになったので、さらにチームワークを磨いて試合に向かいたい」と意気込む。
連合を組むことが決まった昨夏以降、2拠点での活動が続いていた。自転車で15分ほどの距離にある両校を行き来して練習を行っていたが、統合された4月からは岩見沢西の校舎、グラウンドが“本拠地”となった。2校を比較すると旧・岩見沢東の設備が上回っており、同校OBの板橋宏季監督(43)は「母校でやりたい思いもある」と本音を吐露。それでも、「(使用の)確約は定時制が向こうにある2年間だけ。こっちを充実させたほうが長い目で見たときはいいのかな」と徐々に投球マシンなどを移動させ、環境を整えていく予定だ。
新ユニホームは、胸に「IWAMIZAWA」の文字を前面に押し出した。校名が消滅した西で使われていた赤色も取り入れ、両校伝統を残したデザインとなった。昨夏は東、西ともに地区予選敗退。西は代表決定戦まで進むも、あと一歩のところで北北海道大会出場を逃しており、「夏の北大会出場が目標」と糸田主将。創部1年目。まずは春に新校名1勝を挙げ、夏に向けて勢いづける。(島山 知房)