【欧州CL】バルセロナ「もっと良い結果が...」 スーパーゴールの応酬も本拠でインテルとドロー

2025年5月1日(木)8時4分 スポーツニッポン

 ◇欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝第1戦 バルセロナ(スペイン)3—3インテル・ミラノ(イタリア)(2025年4月30日 スペイン・バルセロナ エスタディ・オリンピック)

 10季ぶり6度目の優勝を狙うバルセロナと15季ぶり4度目の頂点を目指すインテル・ミラノの準決勝はバルセロナで第1戦が行われ、3—3で引き分けた。データ会社「OPTA」によると、欧州CL準決勝での3—3は1999年のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)—ディナモ・キーウ(ウクライナ)に並ぶ最多得点での引き分け。第2戦は5月6日にミラノで行われる。

 インテルは4月23日のイタリア杯準決勝でACミランに完敗し、国内リーグでも同27日のローマ戦に敗れ、ナポリに抜かれて2位転落。しかし開始30秒、DFダンフリーズの右クロスをFWテュラムが右バックヒールで流し込む芸術的なゴールで先制した。さらに前半21分、左CKをDFアチェルビが頭でつなぎ、ダンフリーズが豪快なジャンピングボレーで叩き込んで2点目を挙げた。

 一方、4月26日のスペイン国王杯決勝でRマドリードを下し、1冠目を獲得したバルセロナもすぐに反撃。前半24分、17歳のFWヤマルが右サイドからドリブルで切れ込み、最後は柔らかいタッチのシュートを左ポストに当てながらネットへ沈めた。さらに同38分、FWラフィーニャが頭で落としたボールをFWフェラン・トーレスが決めて2—2と追いついた。

 後半18分にはインテルが、右CKをファーのダンフリーズが肩で押し込み3—2と再びリード。しかしバルセロナは20分、左CKからラフィーニャが強烈なミドルシュート。バーではねたボールがGKゾフに当たってゴールに吸い込まれ、またも追いついた。

 バルセロナはアウェーのCL準々決勝ドルトムント戦で3点を許し、ホームでも4月19日の国内リーグ・セルタ戦で3失点。圧倒的な攻撃力を持ちながら失点も目立ち、ラフィーニャは「ホームでならもっと良い結果が出せたはず。特にホームであんなに失点しちゃいけない。良いプレーをした相手を褒めるべきだが、我々はバルサであり、ホームで勝つのは義務だ」と難しい表情。それでも「結果は悪くない。ミスを修正して第2戦に臨み、決勝へ進む権利をつかみたい」と気持ちを切り替えた。負傷欠場のFWレバンドフスキは第2戦も間に合わない見込みだ。

 直近の公式戦で3試合連続無得点だったインテルはカウンターとセットプレーがさえて常に先手を取ったが、3—3で迎えた後半30分、MFムヒタリャンが決めたシュートはVARでつま先の分オフサイドと判定されてノーゴール。それでもケガから復帰したばかりのテュラムとダンフリースがそれぞれ結果を出し、テュラムは「戻ってこられてうれしい。ベストの状態ではなくとも、このユニホームのために全力を尽くす」と意欲十分。ダンフリースは「3連敗していたけど、真のインテル、情熱を持ってプレーする姿を見せられたと思う。勝ちたかったけど良い試合だったし、全ては(本拠)サンシーロで決まる」と第2戦へ意気込んだ。

スポーツニッポン

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