【欧州CL】「50年に一人の天才だ」インテル指揮官がバルセロナの17歳FWヤマルを絶賛

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　◇欧州チャンピオンズリーグ（CL）準決勝第1戦　バルセロナ（スペイン）3—3インテル・ミラノ（イタリア）（2025年4月30日　スペイン・バルセロナ　エスタディ・オリンピック）

　10季ぶり6度目の優勝を狙うバルセロナと15季ぶり4度目の頂点を目指すインテル・ミラノの準決勝はバルセロナで第1戦が行われ、3—3で引き分けた。第2戦は5月6日にミラノで行われる。

　インテルのシモーネ・インザーギ監督が、バルセロナの17歳FWヤマルを絶賛した。「彼は50年に一人生まれるタイプの天才だ。生で彼を見たことがなかったが、今日は本当に感銘を受けた」。元イタリア代表FWフィリッポ・インザーギ氏を兄に持ち、自身も選手・監督の両方でセリエAを制した指揮官は「マークするのが本当に難しい選手がいるチーム相手に勝てる可能性はあったが、前半最後の25分間は何度も彼に苦しめられた」と本音を漏らした。

　ヤマルは0—2とリードされた前半21分、反撃ののろしを上げるゴール。右サイドから柔らかいタッチのドリブルで2人をかわしながら切れ込み、最後は絶妙なタッチで浮かせるシュートを左ポストに当ててネットへ沈めた。17歳291日での欧州CL準決勝での得点は最年少記録。芸術のようなゴールに、マンチェスタ−・シティーのFWハーランドはSNSに画像をアップして「この子のプレーは信じられない」と投稿した。

　バルセロナのフリック監督は「前にも言ったが、彼は天才だ。シモーネ（インザーギ監督）が言うように50年に一人の天才だとしても、バルセロナでプレーしてくれることを本当にうれしく思う」と、トップチームでの公式戦出場100試合目を飾った17歳を改めて称賛。インテルMFムヒタリャンも「彼を止めようとしたが、非常に難しかった。来週（第2戦）は彼にこんなプレーをさせたくない」と舌を巻いた。ヤマルは試合後、「チームに貢献できてうれしい。これからもっと頑張らないといけない。試合に勝てたかもしれないけど、今は第2戦と（準決勝）突破だけに集中している」と話した。