巨人の「7」吉村禎章、二岡智宏はリーグ優勝決める劇的サヨナラホームラン…背番号物語
2025年5月2日(金)6時0分 スポーツ報知
86年から背番号7を背負った吉村
「7」には数々の劇的な一発があった。
1990年9月8日のヤクルト戦(東京D)では、同点の延長10回、右翼へサヨナラ本塁打を放ち、リーグ優勝を決めたのが吉村禎章だ。
「55」の3年目に右翼のレギュラーとなり、86年から「7」に昇格。主力打者となったが、88年7月6日の中日戦(札幌円山)の守りで左膝じん帯完全断裂の重傷を負う。2度の手術と懸命なリハビリを経て復帰した90年のラストを締めるサヨナラ弾でカムバック賞を受賞した。
吉村の後、入団して即「7」の二岡智宏もサヨナラアーチで優勝を決めた。2000年9月24日の中日戦(東京D)、0—4の9回に江藤智のグランドスラムで同点とした直後、右翼へたたき込んだ。二岡をホームを迎え入れたナインは、そのまま長嶋監督を胴上げした。
二岡の日本ハム移籍で空き番号となっていた「7」を背負った長野久義は、11年10月22日の最終戦、対横浜(東京D)の9回無死満塁で、代打逆転サヨナラ満塁本塁打。2年目で首位打者を獲得した。