【大学野球】北海学園大の最速159キロ右腕・工藤泰己が今季初戦で6回10奪三振…巨人・青木スカウト「東都のトップと比べても遜色ない」
2025年5月2日(金)11時29分 スポーツ報知
6回10奪三振の北海学園大・工藤(カメラ・島山 知房)
◆札幌六大学野球◇春季リーグ戦第1節第2日 北海学園大3—2星槎道都大(2日・札幌円山球場)
3季ぶりの優勝を目指す北海学園大は、3—2で星槎道都大に逆転サヨナラ勝ちし、開幕から2連勝。プロ注目の最速159キロ右腕・工藤泰己(4年=北海)は6回2安打10奪三振で自責点0に抑えた。
風速10メートル超えの強風が吹き荒れるコンディションの中、先発マウンドに上がった工藤。1回を3者連続三振で抑えると、2回2死二、三塁のピンチでは、この日最速の154キロ直球で見逃し三振を奪いピンチを脱出。6回に味方の2失策などで1点を失ったものの、最少失点に抑えてマウンドを降りた。
バックネット裏からは、NPB11球団のスカウトが視線を送った。巨人・青木スカウトは「(3月23日に巨人の)3軍とやったときよりも、まとまっている。あのときよりもコントロール、球威、キレ、全部レベルが上がっている。どの変化球でもストライクが取れるし、体が強そう。(東都のトップクラスと比べても)遜色ない」と絶賛。4人体制の日本ハム・白井スカウトは「力みが抜けて、変化球も良くなっている。暖かくなればもっと良くなりそう。去年よりは確実に良くなっている」と評価した。