【天皇賞・春】年齢と前走着順で人気を落とすなら実績ある7歳馬が絶好の狙い目
2025年5月2日(金)14時58分 スポーツ報知
シュヴァリエローズ
過去10年の平均配当は、3連複が1万4603円で3連単が7万625円。固くてどうしようもないレースというわけでもない。実際に6番人気以下の馬で3着以内に入ったのは8頭。2ケタ人気の馬も3頭おり、今年も伏兵を狙い撃ちしたいところだ。
6番人気以下で3着以内に入ったのは以下の通り。年、馬名、着順(人気)以前の主な実績の順。
▽15年フェイムゲーム2着(7番人気)14年アルゼンチン共和国杯・G2
▽15年カレンミロティック3着(10番人気)13年金鯱賞・G2
▽16年カレンミロティック2着(13番人気)
▽19年パフォーマプロミス3着(8番人気)18年日経新春杯・G2、18年アルゼンチン共和国杯・G2
▽19年グローリーヴェイズ2着(6番人気)19年日経新春杯・G2
▽20年スティッフェリオ2着(11番人気)19年オールカマー・G2
▽23年シルヴァーソニック3着(6番人気)22年ステイヤーズS・G2
▽24年ディープボンド3着(6番人気)21年&22年阪神大賞典・G2
いずれも芝2000メートル以上のG2を勝っていた。うち6頭が6歳以上。16年のカレンミロティックと24年のディープボンドはすでに天皇賞・春での好走実績があったが、カレンミロティックが8歳、ディープボンドが7歳と年齢面もあり人気の盲点となっていたと考えられる。
今年、芝2000メートル以上のG2勝ち実績がある馬は、以下の7頭。馬名、実績(複数ある場合は直近のレース)
▽ブローザホーン 24年宝塚記念
▽サンライズアース 25年阪神大賞典
▽プラダリア 24年京都記念
▽シュヴァリエローズ 24年ステイヤーズS
▽マイネルエンペラー 25年日経賞
▽ジャスティンパレス 23年天皇賞・春
▽ビザンチンドリーム 25年レッドーシーターフH
このうち7歳馬が1頭いる。シュヴァリエローズだ。前走の日経賞は12着だったが、2走前と3走前にG2を連勝。芝2400メートル以上に初めて使われた昨年春以降は充実した成績を残している。崩れた前走について清水久調教師は今週の公式会見で「かわいそうな馬場でしたね」と敗因を分析。参考外と考えていい。
清水久師は、京都コースも「器用さもありますし、長く脚を使える。京都のようなコースでは魅力的な馬だと思います」とも。前走着順、そして7歳という年齢で人気を落とすようなら狙ってみたい。(編集委員・小松 雄大)