飯村樹輝弥が2年7か月ぶりの再戦に必勝宣言 プロ初黒星のドミンゴ下し世界に名乗り上げる

2025年5月2日(金)15時27分 スポーツ報知

初防衛に挑む飯村(左)と挑戦者のドミンゴ(カメラ・近藤 英一)

◆プロボクシング▽東洋太平洋フライ級(50・8キロ以下)タイトルマッチ12回戦 王者・飯村樹輝弥—同級1位エネスト・ドミンゴ(3日、後楽園ホール)

 タイトル戦の計量が2日、都内で行われ、チャンピオンの飯村樹輝弥(27)=角海老宝石=は50・5キロ、挑戦者で同級1位エネスト・ドミンゴ(26)=フィリピン=は50・3キロでともに1回でパスした。

 初防衛戦となる飯村は「これ以上ないってぐらいやってきた。あとはリングで出すだけ。再戦なんでなんとしても負けられない」と意気込む。挑戦者には苦い思い出がある。22年10月の初対戦ではダウンを奪われ6回TKO負けした。デビュー4戦目での屈辱は、プロ唯一の黒星となっている。ドミンゴはIBFで世界ランク4位、現在5連勝中の強豪。今後の世界挑戦のためにも、是が非でも雪辱しなければならない相手だ。

 「(ドミンゴは)荒々しいだけでなくカウンターもとれる選手。今回は出入りのボクシングで揺さぶりたい。どんな展開になっても応戦できるように勝つ準備はしてきた」とリベンジに燃える。そしてドミンゴ戦の敗戦が、すべてを変える転機になったという。「あの負けから自分の中で、ボクシングに向き合う姿勢が変わった。メンタル面が一番成長できた」と悔しい敗戦から得たものは大きかった。

 日本王座を返上して東洋太平洋王座を獲得した飯村が、世界を意識するは当然だ。「まずは明日、勝たないとその先が見えてこない。そのためにも必ず勝ちます」とリベンジの舞台に立つ。

 戦績は飯村が8勝(2KO)1敗、ドミンゴは21勝(13KO)2敗。

スポーツ報知

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