前田健太 日本復帰も メジャー10年目事実上の戦力外「DFA」

2025年5月3日(土)1時5分 スポーツ報知

 タイガースは1日(日本時間2日)、前田健太投手(37)を事実上の戦力外となる「DFA」としたと発表した。メジャー10年目の今季は開幕から中継ぎとして起用され、7試合で0勝0敗、防御率7・88。ヒンチ監督は「難しい決断を下すしかなかった。(前田は)プロらしく(チームの決断を)受け入れてくれた」と話した。

 広島からポスティングで16年にドジャースでメジャーデビュー。ツインズを経て、昨季タイガースに2年総額2400万ドル(約35億8000万円、当時のレート)で加入した。開幕から先発ローテ入りしたが、7月途中からは救援に配置転換となった。今春のキャンプでも再び先発ローテ入りを目指したが、ブルペン要員となり、数字を残せなかった。

 メジャーで10年間プレーすることを大きな目標としていた前田。一方で、キャリアの最後は日本で終えたいというプランも常々明かしてきた。今後ウェーバーにかかるが、高額年俸を引き継いで獲得する米球団はないと思われ、その後、FAとなり日本に復帰する可能性も出てきた。同学年の巨人・坂本、田中将、DeNA・宮崎もNPBで苦しむ中、37歳はどんな決断をするのか。

 ◆DFA(Designated For Assignment)とは メジャー契約40人ロースター枠から外される、事実上の戦力外通告。DFAされた選手は7日以内に「トレード」「ウェーバー公示」(他球団が獲得する場合契約内容を引き継ぐ)のどちらかの手続きを行う。成立しなかった場合に「FA」か「マイナーへ降格し再契約」となる。前田はメジャー経験が5年以上あるため、マイナー降格を拒否することができる。球団には年俸支払い義務がある。

スポーツ報知

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