山本由伸、衝撃の「0.90」 メジャートップの貫禄を示す“支配力”に米愕然「ヤマモトは正真正銘のエースだ」
2025年5月3日(土)11時28分 ココカラネクスト

ブレーブス打線を見事に牛耳った山本由伸。(C)Getty Images
圧巻の投球で強力打線をねじ伏せた。現地時間5月2日に敵地で行われたブレーブス戦にドジャースの山本由伸が先発登板。6回(91球)を投げ、被安打1、無失点、6奪三振と好投。6回2死までノーヒットに抑える投球を披露した。
【動画】敵打者は呆然…山本由伸が圧巻のコマンド力を発揮した奪三振
19球を要した初回を無安打無失点で切り抜けると、背番号18は勢いに乗った。2回以降は4回までに5三振を奪う力投で、昨季にリーグ2位の213本塁打を放った強力打線を支配する。
まさに快投を続けていた山本は、6回2死から2番のオースティン・ライリーに右中間を破られる二塁打を許して初安打を献上。突然のピンチを招いたが、続く3番マルセル・オズーナを外角低めのボールゾーンへと曲がり落ちるカーブで三塁ゴロに仕留め、危なげなく抑えきった。
強力打線をもろともしなかった。その凄みは何よりも数字が物語る。今季7登板での防御率は両リーグトップとなる0.90。衝撃のゼロ点台を残し、WHIPも0.93のハイアベレージを記録。さらに奪三振率は11.03、被打率.173で、いかに今の山本が支配的な投球を続けているかを示していると言えよう。
タイラー・グラスノーやブレイク・スネル、さらにはクレイトン・カーショウ、大谷翔平を含めて故障者が相次ぐドジャースの先発投手陣。その中にあって図抜けた存在感を放つ山本の仕事ぶりには、現地メディアも舌を巻く。米専門サイト『Dodgers Nation』は「今季のヤマモトは正真正銘のエースだ」と快投を続ける山本を激賞した。
また、現地ファンからも称賛の声は殺到。Xでは「今年のヨシノブ・ヤマモトは間違いなくナショナルリーグのサイ・ヤング賞の最有力候補であるはずだ」「凄すぎる」「彼がいるからドジャース投手陣はもっている」「彼しかエースはいない」といった意見が目立った。
開幕から文字通り絶好調の山本。この勢いがシーズンを通して続けば、必然的にサイ・ヤング賞獲得の可能性が浮かび上がる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]