パリ五輪3冠の岡慎之助は所属先の試技会で全体1位 NHK杯に向け「世界選手権の代表権を取りたい」
2025年5月3日(土)18時41分 スポーツ報知
試技会であん馬の演技を披露する岡慎之助(カメラ・松末 守司)
昨夏のパリ五輪体操男子で団体総合、個人総合、種目別鉄棒の3冠を達成した岡慎之助が3日、神奈川・鎌倉市内で行われた世界選手権(10月、インドネシア)代表権がかかるNHK杯(5月16日開幕、東京体育館)に向けた、所属先である徳洲会の試技会に参加し、合計83・400点で全体1位だった。
手首と腰を痛めている中ではあったが、鉄棒、床で4月の全日本個人総合選手権とは違う新しい演技構成を披露し、6種目で安定した演技で存在感を示した。「試技会は大きなミスなくやりきれたことはすごい良かった。全日本(個人総合選手権)でやっていなかった技も新しく入れて、まだ6種目の流れをつかみきれていないかなというのと、あと技を入れて体にも負担がかかっているので、ちょっと腰の痛みとかもでてきているので、そこはうまくカバーしながら痛みをなくせるように調整したいです」と現状を話した。
全日本個人総合選手権では、ライバルの橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)に敗れ、2位だった。連覇がかかるNHK杯への目標を聞かれ「世界選手権の代表を勝ち取ることと連覇もかかっているので、そこも意識しながら、まずは試合に入ったら演技に集中して頑張りたい」と気持ちを高めていた。