【大学野球】立大が大阪桐蔭コンビの活躍でサヨナラ勝ちを決める
2025年5月3日(土)16時1分 スポーツ報知
サヨナラ打を放った村本と3打点の丸山の大阪桐蔭コンビ(左から村本、丸山)(カメラ・北村 優衣)
◆東京六大学野球春季リーグ戦第4週第1日▽立大5—4早大(3日・神宮)
立大がサヨナラ勝ちで試合を制した。同点で迎えた9回。相手の守備が乱れ1死満塁とすると、最後は村本勇海(2年=大阪桐蔭)が中前へサヨナラ打を放ち、試合を決めた。
大阪桐蔭コンビの活躍が光った。3点を追う8回。早大がエース・伊藤樹(4年=仙台育英)からリリーフの越井颯一郎(3年=木更津総合)へ継投に入ると、3四球で2死満塁とし、越井のボークによる押し出しで1点を返すと、7番・丸山一喜(3年=大阪桐蔭)の中前2点適時打で試合を振り出しに戻した。9回には失策、暴投など相手の守備がもたつく間に1死満塁とし、丸山と同じ大阪桐蔭出身の村本が見事なサヨナラ打。逆転勝ちで、早大相手に先勝した。
村本は野球人生初のサヨナラ打を「めちゃくちゃうれしい」と喜んだ。先輩の丸山は、村本に対し「絶対に負けないという強い気持ちを持っているので、なんとかしてくれると信じていました」と後輩をたたえた。一方で、丸山は「(村本は)なめている」と笑いながら話す場面もあり、村本は「先輩だけど、なんでも言える仲」と説明した。2人の良好な関係性がうかがえるワンシーンだった。(北村 優衣)