ド軍フィリップス 右肩腱板断裂から復帰後初セーブ「必ずこのポジションに戻ってくると信じていた」

2025年5月3日(土)14時9分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース2ー1ブレーブス(2025年5月2日 アトランタ)

 ドジャースの山本由伸投手(26)が2日(日本時間3日)、敵地でのブレーブス戦に先発。6回1安打無失点、6奪三振の好投で4勝目を挙げた。防御率は1点台を下回り、0.90で両リーグトップを守った。昨季18セーブを挙げるも右肩腱板断裂でワールドシリーズ前に離脱し、今季も開幕を負傷者リスト(IL)で迎えたエバン・フィリップス投手(30)が9回を締めて今季初セーブを挙げた。

 8回終了時に降雨が強くなり、1時間13分の中断。9回は難しいマウンドだったが、フィリップスは2番ライリー、3番オズナの上位打線を連続三振に打ち取った。4番オルソンは四球で歩かせたが、5番マーフィーを投ゴロに仕留めて試合を締めくくった。

 今季2度目の6連勝に貢献したフィリップスは「自分は必ずこのポジションに戻ってくると信じていたし、ここまで順調に来られたことにはとても感謝している。こうしてチームの一員として戻ってこられて、今日のような素晴らしい勝利に関われるのは本当にうれしい」と充実感をにじませた。

 4月19日のレンジャーズ戦で復帰し、この日が6試合目。復帰してすぐに重要な場面を任されることについては「凄く良い状態。それはやっぱり、かなり綿密にリハビリを積んできたからだと思う。連投も経験したし、3試合中2試合登板みたいな実戦的な調整もこなして、イニングの中で球数を増やすことにも取り組んできた。復帰後に必要になる球種を意識して、それを集中して投げるようにもしてきた。だからこそ、完全に準備はできていたし、前にいた場所にそのまま戻るような感覚で今投げられている」とこれまでの過程を説明した。

 登板までの準備について問われると「基本はのんびりしている。スマホでちょっとゲームをしたり、とにかく気持ちが高ぶりすぎたり、落ち込みすぎたりしないようにリラックスしている。少し体を動かして、体が硬くならないようにする程度で、特別なことはあまりしていないよ」と明かした。

 また、先発で6回1安打無失点と好投した山本由伸については「今日は完全に支配していたよね。でも、それでも“ベストの由伸”じゃなかったと思う。それが凄いところ。ルーティンへのこだわり、仕事に対する考え方、そして才能。彼は間違いなく、今の野球界でトップレベルのピッチャーの1人だ。見ていて楽しい」と話した。

スポーツニッポン

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