「日本卓球界に衝撃のニュース」張本智和の琉球退団に中国メディアが反応! 再渡欧を有力視「目標はロス五輪に向けた飛躍」
2025年5月4日(日)18時10分 ココカラネクスト

張本は退団について「この3年間は僕にとって素晴らしい時間でした」と語った(C)Getty Images
卓球パリ五輪代表の張本智和が、今季限りでTリーグ男子の琉球アスティーダを退団することが4月30日に発表された。日本卓球界の若きエースはさらなる成長を遂げるべく、新天地に移ることになる。
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移籍初年度から3シーズンを過ごした琉球での日々を張本は、「この3年間は僕にとって素晴らしい時間でした」との言葉で振り返った。主力として優勝やプレーオフ進出にも貢献したチームを離れ、今後は正式なアナウンスは無いものの、自身2度目の海外挑戦の可能性も囁かれている。
そして、すでに国際舞台でもその名が広く知られている22歳の去就は、卓球界の頂点に君臨する中国でも、当然のように大きな話題に。国内ポータルサイト『捜狐』では5月4日、張本の琉球退団について、「日本卓球界に衝撃のニュースが舞い込んだ」と報じており、「この決断は、張本自身の競技人生における大きな転換点であると同時に、日本卓球界が国際的な競争力を高めようとする強い意志をも示している」などと見解を示している。
トピックでは、前所属先や日本代表での高い実績を紹介しながら、新たな主戦場に海外を有力視する。同メディアは、「再び欧州に渡ることは、技術的課題を克服し、“国内では強豪、国際舞台では不安定”というレッテルを払拭するための挑戦でもある。中国やヨーロッパのトップ選手たちの攻撃に真っ向から対抗できる力を身につける狙いがある」などと指摘する。
さらに欧州・海外への移籍を予想する同メディアは、「さらなる実戦経験と対ヨーロッパ適応力を身につけることが期待される。また、高強度のリーグで継続的に競技レベルを保つことも可能になる。張本にとっての最終目標は、あくまで2028年ロサンゼルス五輪に向けた飛躍だ」と指摘。3年後での活躍に期待を込めた。
また、今月カタールで開催を迎える世界選手権でも、強豪揃いの中で苦戦を見込みながら、「困難な道のりではあるが張本智和には逆境を突破するチャンスが残されている」として、上位進出も可能と訴えている。
自らの意思でアスリートとしての大きな岐路に立つこととなった張本。今後新たに、その才能を発揮しスキルを磨き上げる舞台に身を移し、さらなる高みを目指していく。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]