佐々木朗希、初回ピンチを招くも2三振で無失点スタート 悪天候で試合開始3時間6分遅延のアクシデントも待望の初勝利なるか
2025年5月4日(日)11時40分 スポーツ報知
◆米大リーグ ブレーブス—ドジャース(3日、米ジョージア州アトランタ=トゥルイストパーク)
ドジャースの佐々木朗希投手(23)が3日(日本時間4日)、敵地・ブレーブス戦で今季7度目の先発マウンドに上がり、初回はピンチを招くも無失点に切り抜けた。悪天候の影響で、試合開始が日本時間の午前8時15分開始から、3時間6分遅れるアクシデントに見舞われ、午前11時21分(現地時間午後10時21分)開始に。異例の“ミッドナイトゲーム”で23歳の若き右腕が、待望のメジャー初勝利を狙う。
雨でぬかるんだマウンドでの投球となったが、初回は1死からライリーにボテボテの三塁内野安打を許すと、3番・オズナは96・4マイル(約155・1キロ)の直球で見逃し三振。4番・オルソンを四球で歩かせ、2死一、二塁とすると、5番・マーフィーを見逃し三振でピンチを切り抜けた。初回の最速は96・7マイル(約155・6キロ)だった。
前回登板の先月26日(同27日)、本拠地・パイレーツ戦では6回途中でメジャー自己最多93球を投げ、プレーボール被弾を含む5安打4奪三振、3失点でメジャー初勝利はお預けになった。それでも、「(シーズンの)最初の方は、すごく自分としてはもどかしい足踏みというか。直近の3試合ぐらいはある程度試合は作れてますが、もちろん物足りなさもある。少しずつよくなってると思うので、いいのかなと思います」と手応え。直近3試合はいずれも5イニング以上を投げており、16回2/3を投げて3戦連続被弾の3本塁打を含む11安打、11奪三振、6失点で防御率3・24をマークするなど、安定した投球を見せている。
ここまでは試合前時点で0勝1敗、25回1/3を投げて、防御率3・55をマーク。一方、課題の球速は、前回登板の直球平均が96・1マイル(約154・7キロ)とまだ本来の投球には遠い。ここまでの最速は、メジャー初登板となった3月19日のカブスとの開幕第2戦(東京D)の初回に計測した100・5マイル(約161・7キロ)。チームは今季最長となるビジター10連戦の2戦目なだけに、快投で勢いをもたらしたいところだ。