札幌手稲ボーイズ、10安打13得点の大勝で2年ぶり4強進出…ゼット旗争奪春季北海道大会

2025年5月4日(日)18時27分 スポーツ報知

「最下位からの下克上」と刻まれたリストバンドを披露した札幌手稲ボーイズの平野央宙(カメラ・飯塚 康博)

◆ゼット旗争奪第34回春季北海道大会第2日 ▽2回戦 札幌手稲ボーイズ 13—0 とかち道東ボーイズ=4回コールド=(4日、北海道江別市・野幌総合運動公園)

 札幌手稲ボーイズが、とかち道東ボーイズを13—0で下し、4回コールド勝利を収め、2年ぶりのベスト4進出を決めた。ほかには旭川大雪ボーイズ、札幌北広島ボーイズ、苫小牧ボーイズが勝ち上がり、4強入りした。

 初回から積極的な走塁と打撃を徹底し、初回に4点、3回には9点の集中打。計10安打、13得点を挙げる大勝で準決勝に駒を進めた。3回無死二、三塁に中越えの2点適時打を放ち、投げても相手打線を零封した平野央宙(おうら)主将(3年)は「やっとチームに貢献できた」と手応え。勝因については「今日は声が一番よかった。走者が得点圏に入ったらみんなの声の“ギア”が上がった」とチームの結束力を強調した。

 現チームの初めての大会となった昨年7月の2年生大会で、9チーム中で最下位に沈んだ。「このままではまずいと危機感が芽生えた」(平野)と、これをきっかけにチームスローガンを「最下位からの下克上」に決めた。

 選手やコーチ陣ら関係者の全員お揃いのゴム製のリストバンドを作り、スローガンを刻み込んだ。「ここからは上がるしかない。必ず上がってみせます」と話す主将は、昨年覇者の旭川大雪ボーイズとの準決勝(5日)へ「いい雰囲気をぶつけて、自分たちの野球をしていきたい」と、10年ぶりの頂点を狙う。

スポーツ報知

「安打」をもっと詳しく

「安打」のニュース

「安打」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ