【高校野球】大阪桐蔭の最速153キロ右腕・森陽樹が5回無安打無失点「春、負けたら夏はないくらいの気持ちでやっている」
2025年5月6日(火)5時0分 スポーツ報知
好投した大阪桐蔭の森陽樹投手(カメラ・瀬川 楓花)
◆春季大阪府大会▽5回戦 大阪桐蔭7—2精華(5日・GOSANDO南港)
大阪府大会は5回戦8試合が行われ、大阪桐蔭は、今秋ドラフト候補の最速153キロ右腕・森陽樹(3年)が5回無安打無失点で精華を退けた。
大阪桐蔭の森が5回を無安打無失点、8奪三振と文句なしの投球を見せた。走者を許したのは、初回1死から与えた四球のみ。U—18日本代表候補の153キロ右腕は「尻上がりに(調子が)上がっていったので良かった」とうなずいた。
調子のバロメーターとするカーブがさえた。「決まりだしたら、真っすぐももっと走る印象がある」。理想はオリックス・山下舜平大投手(22)が描く軌道。23年にパ・リーグ新人王に輝いた161キロ右腕は、カウントを取ることも決め球にすることもできる。この日は、2回2死から4回先頭まで圧巻の5者連続三振。巨人の岸スカウトも「あれだけのカーブを投げられる投手は最近いないので、すごく魅力」と思わずうなった。
チームは今春のセンバツで、6年ぶりに出場を逃した。「春、負けたら夏はないくらいの気持ちでやっている。とにかく勝つ気持ち」と森。自身の腕で、まずは3年ぶり14度目となる春の王座へ導く。(瀬川 楓花)