広島・中村奨 4試合ぶりスタメンに燃えた4年ぶり決勝打 「死に物狂いでいくしかないので」

2025年5月4日(日)5時45分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 広島2—0中日(2025年5月3日 マツダ)

 広島・中村奨が4試合ぶりの先発起用に応えた。0—0の3回2死三塁で松葉の高め直球を仕留め、決勝の右前適時打。21年5月19日の巨人戦以来、実に4年ぶりとなった決勝打に笑みがこぼれた。

 「(走者を)還すという気持ちだけで打席に立った。とにかく一打席、一打席どういう場面でも、死に物狂いでいくしかないので、きょうは、そういう形(決勝打)になって良かった」

 1軍での立場が確約されていない現状、信頼を勝ち取るために結果が必要であることは理解している。前回先発だった4月29日巨人戦も1番で起用され、5打数無安打、3三振でチームは敗戦。切り込み隊長としてチームに勢いをもたらすことができず、そこから3試合連続で先発を外れた。「僕が気持ちを出していけば、乗ってくる」。前回の反省を糧に、気持ちを奮い立たせ、この日は、しっかり結果につなげた。

 試合前には気合が入る出来事もあった。野間が音頭を取り、選手全員でミーティングを実施。「やるのは選手だから、頑張っていこう」と促した野間の姿に感化され、打席でも熱が入った。今季は目下、打率・321、1打点の25歳。「その日、その日でいいものが出せるようにやっていきたい」。目の前の試合で常に全力を尽くし、それを積み重ねる。(長谷川 凡記)

スポーツニッポン

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