大谷8号HR球、ゲットしたのはブ軍グランドキーパー「控え室飛び出し...」ボールどうする?まさかの回答
2025年5月4日(日)13時12分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース—ブレーブス(2025年5月3日 アトランタ)
ドジャースの大谷翔平投手(30)は3日(日本時間4日)、敵地でのブレーブス戦に「1番・DH」で先発出場。第2打席で放った3試合ぶりの一発となる今季8号は、ブレーブスのグラウンドキーパーがゲットした。
大谷が先頭として打席に入ると、シュウェレンバックの初球カーブを強振。打球速度107.3マイル(約172.7キロ)、35度の角度で中堅方向へ飛び出した打球は軽々とフェンスを越えて415フィート(約126.5メートル)地点で弾んだ。
この8号をゲットしたのはブレーブスのグラウンドキーパー、ジャンセン・スレードさん(26)。
センターのフェンスを越えたファンが入れないエリアに落ちたホームランボール。手に入れたのはこの日、試合開催のために巨大なシートを広げ、大雨からフィールドを守ったグラウンドキーパーだった。
「控え室で試合中継を見ていたら、ホームランボールが飛び込んできたのが見えた。だから飛び出して(3人くらいで)拾いに行ったんだ。運良く僕が取れた。ラッキーだった」とスレードさん。
この日は雷雨で試合が約3時間延期。仕事は大変だったのではないか聞かれると「大変だったよ。でも僕よりもっと大変な作業をしている人もいる。ブルペン担当は、マウンドとかを整備するから、そっちの方が重要な仕事。僕はそれを手伝ってるだけだから」とサラリと答えた。
スレードさんは去年までNFLの試合で使うアトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムで働いていて、トゥルーイストパークは1年目。「ここでホームランボールを手に入れたのは初めて」と笑みを浮かべる。
ボールはどうするのかと聞くと「大谷選手は好きだし、宝物だから。いい当たりだったし、気に入っているんだ」とコメントしたものの「もしかしたら売るかも。値段次第だね」とポツリ。「うーんでも翔平は好きだし。大切にするよ」と話した。