「ここ3年、いいことがなかったので自然に涙が出てきた」…浅地洋佑が4年ぶり優勝決め目頭押さえる
2025年5月4日(日)16時33分 読売新聞
優勝トロフィーを掲げる浅地=宮島出撮影
ゴルフ・中日クラウンズ最終日(4日・名古屋GC和合=6557ヤード、パー70)——首位タイで出た浅地洋佑(31)が3バーディー、2ボギーの69で踏ん張り、通算7アンダーで4年ぶりの通算4勝目を飾った。優勝賞金は2200万円。1打差の2位に岩田寛と宮里優作。初優勝から2週連続優勝を目指した小西たかのりは5アンダーの4位だった。
優勝を決めると、浅地は「ここ3年、いいことがなかったので自然に涙が出てきた」と目頭を押さえた。2021年の優勝後、ショットが曲がり始め、飛ばなくなった。理由がわからず、「自信をなくした」という。復調を目指し、昨季からコーチをつけて指導を仰いでおり、今大会は定評があった小技のうまさとショットがかみ合った。特に、6番と10番で見せた2度のチップインバーディーはプロの技が詰まっていた。65回の歴史がある大会を制し、「いつか絶対に勝ちたいと思っていたので、本当にうれしい」と喜びをかみしめた。
小西たかのり「(悔いが残るのは)パットです。狙ったところに打てなかった」