今季加入の元ロッテ・土居豪人が弟・毅人と完封リレー TJ手術から北海道フロンティアリーグで再起へ
2025年5月5日(月)5時35分 スポーツ報知
兄弟で完封リレーをした石狩・土居毅人(左)と豪人
◆野球独立リーグ・北海道フロンティアリーグ 石狩14—0別海(4日、石狩青葉)
開幕し、3連覇を目指す石狩レッドフェニックスは、発足初年度の別海パイロットスピリッツに14—0の7回コールドで大勝。今季加入した元ロッテの土居豪人(ひでと)投手(25)と、毅人(たかと)投手(22)の兄弟完封リレーで白星発進に貢献した。
開幕投手を任されたのは、昨季まで四国IL・愛媛でプレーした弟の毅人。オーバースローからの最速は155キロだが、制球力を上げるために4月の関西合宿で腕を下げた。「力んでしまった」と、1回先頭に安打を打たれたが併殺で切り抜け、その後も三塁を踏ませない投球で6回3安打無失点。先発の役割を果たした。
14点差にリードを広げた最終7回は、約2年ぶりの公式戦登板となる兄・豪人がマウンドへ。23年にトミー・ジョン手術を受けた影響で状態は「5、6割くらい」と言いながら、最後は最速155キロを誇る直球で見逃し三振を奪ってゲームセット。「久しぶりだったけど緊張はなかった。抑えられてよかった」と振り返った。
独立リーグ日本一、そしてNPBでのプレーを目指し、新天地で好スタートを切った土居兄弟。介護関連の清掃業と野球選手の二刀流を続けながら、2人は夢を追う。(島山 知房)