巨人 東京ドームで阪神に4戦4敗、同率首位に 今季2度目2桁失点 戸郷復帰も白星遠く今季3敗目
2025年5月5日(月)20時44分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人1—10阪神(2025年5月5日 東京D)
首位・巨人は本拠・東京ドームに2位・阪神を迎えて今季3度目の伝統の一戦。中盤までの1点を争う接戦から終盤に大量失点して2桁失点を喫し、今季初の貯金6を逃した。
今季の阪神戦はこれで1勝6敗となり、阪神に同率首位へ並ばれている。東京ドームでの阪神戦は今季4戦4敗。巨人の2桁失点は3—12で敗れた4月11日の広島戦(マツダ)以来今季2度目。なお、「こどもの日」の阪神は2015年から1分けを挟んで9連勝となっている。
開幕3戦未勝利&防御率11.12の不振で2軍調整となっていたエースの戸郷翔征投手(25)が4回途中10失点(自責9)KOされた4月11日の広島戦(マツダ)以来となる復帰登板。今季初めて大城卓三捕手(32)とトゴタクバッテリーを組んでマウンドに上がった。
戸郷はこれまでの3戦で直球の最速が149キロ。だが、初回の初球から151キロを計測するなど150キロ超を連発し、3回まで無安打無失点と順調に立ち上がった。
だが、若林の犠飛で3回に1点先制してもらった直後の4回、森下に真ん中付近へ入った150キロ直球を左翼スタンド中段まで運ばれて同点の4号ソロとされると、1—1で迎えた6回には3連打など4安打を集中されて2点を失い、勝ち越しを許した。
1—3で迎えた7回には2番手左腕・横川が登板したが、大乱調。4四球を与えて押し出しで1点失うと、さらに森下に2点適時打されて一挙3点を失った。横川は8回も3安打を集中されて1失点。2回4安打4四球4失点と厳しい結果となった。
1—7で迎えた9回には3番手右腕・堀田が無死から連打のあとで佐藤輝に3連打目となる11号3ランを浴びてさらに失点を重ね、今季2度目の2桁失点となった。
戸郷は6回5安打3失点(自責2)。昨年9月19日のDeNA戦(東京D)以来228日ぶりとなる今季初勝利を手にすることはできず、チームワーストタイの今季3敗目を喫している。
なお、打線も今季最少の3安打。4回以降は無安打だった。