千葉はOG献上し、大宮に敗戦 小林慶行監督は10人で最後まで攻めた姿勢たたえ「選手のパフォーマンスは誇りに思う」
2025年5月6日(火)19時49分 スポーツ報知
◆明治安田 J2リーグ▽第14節 千葉1—2大宮(6日・国立)
J2で首位の千葉は4万9991人が詰めかけた一戦で大宮に1—2で敗れ、第7節・磐田戦以来、7試合ぶりの今季2敗目を喫した。2位・仙台との勝ち点差は4となった。
前半5分、CKから最後は大宮FW豊川雄太に先制点を決められると、前半23分に、一時はFW石川大地が頭で決めて同点に追いついた。だが、後半8分に、オウンゴールから大宮に決勝点を献上。その後、後半27分にカルリーニョスジュニオが2枚目の警告で退場処分となった。10人となった中でも果敢に相手ゴール前に迫ったが、同点とはならなかった。
試合後、小林慶行監督は「少しいろんなことが起きたなというゲームだった。まず1—1に追いつき、後半に喫した失点は、相当反省しなければいけない。相手が奪った瞬間からカウンターを狙っているというのを分かった中で(失点を)起こしてしまった」と振り返った。カルリーニョスの退場については「ロッカーでも(本人に)伝えました。(チームに)迷惑をかけたというところを反省してもらわなければ」と話した。
ただ、指揮官はゲーム全体では選手の戦う姿勢を評価。「選手を本当に誇りに思う。それくらいのパフォーマンスだった。それを生み出してくれたのは、一人少なくなった後のサポーターの力だったのかなと。これを結果に結びつけられなかったのは、自分自身にも責任があるし、悔しい思いでいっぱい。ただ今回のゲームにおいての選手のパフォーマンスは、誇りに思う」と強調した。
熊本(4月29日)、鳥栖(5月3日)とのアウェーゲームを連続ドローで迎えたホーム国立での試合で敗戦となり、3試合勝ちなしとなった。今後のマネジメント面を問われた小林監督は「一番大事なのは何が必要かというのをしっかり精査した中で次に進むこと。僕自身は今ともに戦ってくれている選手たちに対し(マネジメントは)難しいとは思わない。この2年間でその仕組みはしっかりつくっている。選手は自分に矢印を向けて、同時に同じポジションの選手たちと競争をし続けている。それができているから、今この順位にいる。ただ、難しいと思うのはこれだけの大観衆で、ナショナルスタジアムで、相当なパワーを使ってこの結果になってしまった。(次戦11日の敵地・今治戦では)自分たちの内側から沸き出るパワーで戦っていかなければならない」と視線を上げた。