ヴィッセル神戸退団寸前に…扇原貴宏が語る壮絶過去「横浜FMの時は…」

2025年5月8日(木)11時3分 FOOTBALL TRIBE

扇原貴宏 写真:Getty Images

 ヴィッセル神戸所属MF扇原貴宏が、神戸退団寸前にまで追い込まれた過去を明かしたほか、神戸と古巣横浜F・マリノスのプレースタイルの違いを語っている。


 神戸OB橋本英郎氏の公式YouTubeチャンネルでは、5月7日に同氏と扇原の対談動画が公開。セレッソ大阪、名古屋グランパス、横浜F・マリノスと渡り歩き、2022シーズンから神戸でプレーしている扇原は、加入1年目にJ1リーグ12試合の出場に終わったが、「横浜FMの時は近い距離感でプレーしていた。神戸の選手はレベルが高いから、1人1人のプレーする範囲が広い。その個人戦術の差に最初は戸惑って。自分だけボールに寄り過ぎているという感覚があった」と、横浜FM時代とのギャップについてコメントしている。


 横浜FM時代とは異なるプレースタイルへの適応で苦しみ、2023シーズンも出場機会が限られた扇原の厳しい立場とは対照的に、チームは2023シーズンにJ1優勝を成し遂げた。その2023年の出来事について、本人はこう語っている。


 「本当にチームに必要とされていなかった。(3月に)『移籍先を探してくれ』みたいなことはあった。2023年のタイミングで(移籍先を探すように)言われた。必要とされてるクラブでやった方が良いんじゃないかなという考えはもちろんあった。その中で残留するということになって、でも残留しても当然チャンスがない」


 「チャンスがないのは、他人のせいでもなくて、自分に責任があるとずっと思っていた。あまりサッカーに対して嘘をつきたくない。元々エリート街道で育ってきたわけではないので。悔しい思いをした時に自分と向き合ってやることが、一番成功する、もう一度チャンスを掴むひとつの方法だと思っていた」


 2023シーズン途中で移籍の可能性があったという扇原。同シーズンの公式戦で途中出場で途中交代という屈辱もあったが、2024シーズンにJ1リーグ公式戦35試合の出場と、J1連覇に大きく貢献。2025シーズンもここまでリーグ戦9試合でスタメン出場と、中盤に必要不可欠な存在になっている。

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