巨人 岡本にささぐ坂本V打で同率首位浮上!東京ドームでの阪神戦は開幕6戦目で待望初勝利
2025年5月7日(水)21時15分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人6—4阪神(2025年5月7日 東京D)
巨人は1軍復帰した坂本勇人内野手(36)の決勝適時二塁打で阪神との打ち合いを制し、2位転落から一夜で同率首位に返り咲いた。
阪神との今季対戦成績はこれで2勝7敗。東京ドームでの阪神戦は開幕から6戦目にして待望の初勝利となった。
5日のカード初戦は5回まで1—1の接戦ながら終盤にリリーフ陣が大量失点して1—10の惨敗。6日の第2戦は攻守の中心である岡本が初回に負傷交代するというショックもあって3回までに6点を失い、1—7で敗れた。
2戦合計で2得点&17失点に加え第2戦だけで4失策という緊急事態に阿部監督は、打撃不振で2軍調整中だった36歳の坂本と一時は3軍降格まで経験した20歳の浅野を急きょ1軍招集。
岡本不在の4番には吉川がプロ9年目で初めて入り、マウンドには開幕から35イニング連続無失点というセ・リーグ新記録を達成したばかりの山崎が上がった。
すると、移籍後初の3番に入った若林が初回に先制の2号2ランを放つ最高のスタート。だが、2回に二塁を守る名手・吉川の適時失策で1点、3回にも中堅・ヘルナンデスの適時失策で1点を失い、山崎は開幕からの連続無失点記録が36イニングで止まるとともに自責点0のまま2—2の同点となった。
ここで空気を一変させてチームを救ったのがプロ19年目の坂本だった。
2—2で迎えた4回、2死一塁の場面で打席に入った坂本は1、2軍を通じて今季初長打となる左翼線への適時二塁打を放って3—2と勝ち越し。さらにこの回、泉口、キャベッジにも連続適時打が出て3点を加えて6—2と突き放した。
直後の5回に山崎が森下に4戦連発となる6号2ランを浴びて2点差に迫られたが、山崎が5回6安打4失点(自責2)で降板すると、中川、高梨、田中瑛、大勢、マルティネスの執念継投で逃げ切った。
山崎は無傷のままセ・リーグ最多タイの今季5勝目をマークしている。
▼坂本 打ったのはスライダーです。次につなぐ気持ちで打席に立ちました。勝ち越しタイムリーになって良かったです。
▼泉口 (坂本)勇人さんや投手の(山崎)伊織さんがつないでくれたので追加点取れて良かったです。
▼キャベッジ 打てて良かった。これからも得点を重ねられるよう頑張ります。