伊東勤氏 中日・涌井が持つ横浜の先輩・松坂大輔を上回る能力「パッと見は、やるタイプに...」
2025年5月7日(水)17時30分 スポーツニッポン
西武、ロッテの監督を歴任した伊東勤氏(62)が、自身のYouTube「110チャンネル【伊東勤】」を更新。4月29日の阪神戦で史上4人目の21年連続勝利を挙げた中日・涌井秀章投手(38)の素顔を語った。
監督だった2005年に涌井が西武入団。ロッテ監督時代も同じユニホームを着た伊東氏は「もの静かだけど男気がある選手。“任せたぞ”と言うと凄く燃えるタイプ。よく言われる“内に秘めた闘志”というのが凄い」と説明した。
21年連続勝利は石川雅規(ヤクルト)の24年、米田哲也(阪急など)の22年に次ぎ、小山正明(阪神など)に並ぶNPB史上4人目の大記録だ。
だが、伊東氏は涌井が達成して何の不思議もないと指摘した。
「トレーニングを妥協しない。パッと見は、やるタイプに見えないが、やるときは物凄く追い込む」と、裏打ちされた練習量を明かした。
横浜から高卒で西武入り。1年目から先発ローテーションに入ったことで、松坂大輔とよく比較された。
2人のルーキー時代を誰よりも知る伊東氏は、涌井が投手としてのスタミナで松坂をしのいでいたと振り返る。「松坂もスタミナあったが、僕はそれ以上に涌井の方が体力的にはあったと思う」と、38歳になっても衰えない右腕のタフネスぶりを称えた。