「おじさんのスポーツ」からファン層が変化...西武も推し進める「推し活」戦略

2025年5月7日(水)8時0分 スポーツニッポン

 プロ野球の球場に来るファン層が近年、変化している。スタンドで若い女性が大きなカメラを構えて、選手を撮影する。アイドルのコンサート会場に行くような感覚で来場する人が増えた。

 各球団の営業は、その「推し活」を支える戦略に乗り出している。西武は「選手を知ればもっと野球が楽しくなる。思う存分“推し活”しよう♪」とグッズ販売を展開。缶バッジやキーホルダー、フェイスタオルなど選手をアイドルに見立てた商品がそろっている。

 5月10、11日のロッテ戦、16〜18日のオリックス戦(ともにベルーナドーム)は「LIONS BOUQUET SERIES(ライオンズブーケシリーズ)」と題して、野球ビギナーでも楽しめるよう球団の魅力を詰め込んだ「花束」をイメージしたイベントが企画されている。

 17日のオリックス戦後には、ベンチで選手と写真撮影をできる「撮影会」を実施する。オフショット衣装を身にまとった選手の等身大パネルを球場各所に設置したフォトスポットや、同企画のために撮り下ろした選手の写真を使ったフレームでチェキも撮影できる。

 野球にシニア世代が好む「おじさんのスポーツ」のイメージがあったのは昔。若い世代も野球に興味を持つような取り組みを、各球団が推し進めている。(記者コラム・神田 佑)

スポーツニッポン

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