日本国籍取得申請中の日体大フロレス・アリエが予選組トップで準決勝進出 関東学生対校
2025年5月8日(木)10時20分 スポーツ報知
フロレス・ アリエ
◆陸上 関東学生対校選手権第1日(8日、相模原ギオンスタジアム)
女子1部400メートル予選が行われ、日本学生記録(51秒71)を持つ日体大のフロレス・アリエ(3年)が55秒15で第1組トップ、全体2位で、8日午後1時50分からの準決勝に進出した。
フロレスは現在、日本国籍の取得を申請中で、3日の静岡国際女子400メートルで日本記録(51秒75)より速い51秒71をマークして優勝。9月の東京世界陸上出場を狙う逸材だ。父はペルーと日本、母はペルーとイタリアにルーツを持ち、自身は静岡・浜松市出身でペルー国籍。7月に行われる主要選考大会の日本選手権には「(国籍取得は)間に合うと聞いています」と話している。開催国参加標準記録(51秒74)を突破しており、今後のさらなる活躍が期待されている。
今大会には400メートルのほか、200メートル、1600メートルリレーにエントリー。3冠を目指す。
関東学生陸上競技連盟が主催する関東学生対校(通称、関東インカレ)は1919年に第1回大会が行われ、今年が第104回。1920年に始まり、今年1月に第101回大会が行われた同連盟主催の箱根駅伝より歴史は長い。例年5月に開催され、各種目1位8点、2位7点…8位1点が与えられ、対校戦で総得点を競う。男子は16校の1部、それ以外の2部、大学院生の3部に分けられる。1部の15、16位と2部の1、2位が翌年に入れ替わる。女子はすべての大学が1部、大学院生が2部で入れ替えはない。