ド軍ナック 苦しい投手事情の中で大仕事!ブルペンデーから一転2投手で投げきり指揮官「本当に助かった」

2025年5月8日(木)10時22分 スポーツニッポン

 ◇ナ・リーグ ドジャース10—1マーリンズ(2025年5月7日 マイアミ)

 ドジャースのランドン・ナック投手(27)が7日(日本時間8日)、敵地でのマーリンズ戦に今季3度目の先発登板。先発ローテーションの谷間での登板となったが、5回0/3を4安打無失点5奪三振1四球とテンポの良い投球で相手打線をシャットアウト。苦しい投手事情の中、マット・サウワー投手(26)との2投手の継投で1試合を投げきった。

 ナックは過去2度の先発でいずれも5回を投げきれずに降板。しかし、この日は相手先発ベヨーソと投手戦を展開した。2回1死からこの日初安打こそ許したが、4回までは3度3者凡退とテンポよい投球でアウトを積み重ねた。

 5回は二塁打と四球で2死一、二塁のピンチを招いたが、9番サノヤを中飛に打ち取って無失点で切り抜けた。フリーマンの適時打で先制点をもらって上がった6回のマウンドは、先頭から連打を許したところで降板。それでも2番手サウワーが併殺と三振でピンチを脱した。

 サウワーも7、8回を3者凡退に打ち取ると、9回は1失点こそしたが、この日救援右腕フィリップスが右腕前腕の張り訴えて負傷者リスト(IL)入りする苦しい投手陣事情の中、2人で試合を投げきった。

 この日はブルペンデーも予想された中、デーブ・ロバーツ監督は「ランドンは本当に素晴らしかった。前日に現地入りしたばかりなのに、すぐに登板の準備を整え、我々が置かれていた厳しい状況をしっかり理解した上で、効率的に試合をつくってくれた。試合を壊さずに安定した投球をしてくれましたし、それをサウアーにつなぐことができたのも大きかった。サウワーも彼らしく、ストライクゾーンにどんどん投げ込んでテンポよく試合を進めてくれました。今日はこの2人のリレーだけで試合を回せたことが、(6投手をつぎ込んだ)昨晩の試合展開とは全く違い、本当に助かった。そのおかげでブルペンをリセットできましたし、次のアリゾナ戦に向けて準備が整いました」と感謝の言葉を並べた。

 ナックは「リリーフ陣に少しでも休んでもらえるように、ずっと攻めの姿勢を保つことを意識していました。全体的に調子は良かったと思います。ここ数週間、スローイングについて取り組んできた成果が出てきていて、本来の縦方向の投球に戻りつつあります。変な回転が少なくなり、ストライクゾーンに集められています。速球のコントロールも良かったし、カーブもストライクが取れていました。チェンジアップもすごく良かったので、やってきたことが実を結んだように感じました」と笑顔で振り返った。

 また、6回のピンチで救援してくれたサウワーについても「本当にうれしかった。サウワーが無死一、二塁の場面で登板して、無失点で切り抜けてくれたのは大きかったです。彼は“ドッグ(頼れる男)”ですね。ああいう形で登板して、しかも彼にとっては夜遅く、朝早くの移動もあったのに、しっかり結果を出したのは本当に凄いと思う」と感謝していた。

スポーツニッポン

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