「韓国のイチロー」イ・ジョンフ、打率急落に地元メディア焦り...5打数無安打で打率312→301「3割崩壊の危機だ」

2025年5月9日(金)13時25分 J-CASTニュース

韓国スポーツメディア「スポーツ朝鮮」(ウェブ版)が2025年5月8日、大リーグのサンフランシスコ・ジャイアンツに所属する「韓国のイチロー」ことイ・ジョンフ外野手(26)の特集記事を組み、打率急落に危機感をあらわにした。

24年シーズンは5月に左肩を負傷してシーズンを棒に振る

大リーグ2年目のイは、今シーズン打撃が好調で、4月中旬には打率3割4分を超えた。その後も3割台を維持し、存在感を示している。

ところが、8日のシカゴ・カブス戦で5打数ノーヒットに終わり、打率を.312から.301まで下げた。出塁率と長打率を合わせたOPSも.842まで落ちた。

「スポーツ朝鮮」は、「イ・ジョンフが無安打で沈黙した」と書き出し、「今シーズン8度目の無安打試合となり、打率が0.312から0.301に落ちた。3割崩壊の危機だ」と伝えた。

イは「韓国のイチロー」と評される逸材で、韓国国内での期待が非常に大きい。

韓国プロ野球(KBO)時代は、2度の首位打者に輝き、21年シーズンは驚異の打率.360を記録した。抜群のバットコントロールを誇り、7年通算1181安打をマーク。22年シーズンは、最多安打と打点王のタイトルを獲得した。

23年オフにポスティングシステムを利用してジャイアンツに移籍するも、24年シーズン序盤の5月に左肩を負傷し、そのままシーズンを棒に振った。

父は元中日のイ・ジョンボム氏

今シーズンが事実上の大リーグ「1年目」シーズンとなるだけに、地元メディアの注目度は高い。

「スポーツ朝鮮」は、下降する打率に危機感を示す一方で、イの打撃能力の高さに言及し、今後の活躍に期待を寄せた。

記事では、「興味深いことに、打率3割以上を打っている打者18人のうち、5打数無安打の試合をイ・ジョンフほど多く経験した選手がいない」とし、「単純に5打数無安打の試合が最も多いにもかかわらず、打率3割を維持しているという点で、イ・ジョンフの打撃生産能力が証明される」と分析した。

イは、かつて日本の中日ドラゴンズでプレーしたイ・ジョンボム氏(54)を父に持ち、名古屋で生まれた。イチロー氏に憧れており、KBO時代からイチロー氏と同じ背番号「51」を背負い、ジャイアンツでも「51」を付けている。

J-CASTニュース

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