山本由伸、今季5勝目はお預け まさかのメジャー初満塁被弾を含む2被弾でメジャー自己最悪タイ5失点で降板
2025年5月9日(金)12時19分 スポーツ報知
◆米大リーグ ダイヤモンドバックス—ドジャース(8日、米アリゾナ州フェニックス=チェースフィールド)
ドジャースの山本由伸投手(26)が今季初の中5日登板で、敵地ダイヤモンドバックス戦に先発し、5回6安打5失点で降板し、今季5勝目はお預けとなった。レギュラーシーズンでの5失点は、24年3月21日に韓国で行われたパドレス戦以来で、メジャー自己ワーストタイとなった。5回終了時点で防御率は、試合前時点で両リーグトップだった0・90から1・80に悪化した。
チームは今季最長のビジター10連戦で、この日が7試合目。日本が誇るエース右腕が、ダイヤモンドバックスとの4連戦初戦を託された。初回は先頭のキャロルを初球で二ゴロに仕留めると、2番・マルテを一ゴロ、3番・スミスは投ゴロに打ち取った。3者凡退に抑え、上々のスタートを切った。2回は2死から2連打で一、二塁のピンチを招いたが、トーマスを空振り三振に仕留めて無失点で切り抜けた。
だが、0—0の4回は、先頭の3番・スミスに四球を与えると、内野安打と死球で無死満塁のピンチ。6番・モレノに甘く入ったカットボールを右翼ブルペンに運ばれ、先制を許した。満塁被弾は、オリックス時代の22年5月3日のソフトバンク戦で6回に柳田悠岐に打たれて以来で、メジャーでは自身初となった。さらに0—4の5回1死に2番・マルテに右翼ソロを許し、2イニング連続被弾となった。
前回登板となった2日(同3日)の敵地ブレーブス戦では、6回2死まで無安打の快投を見せ、6回1安打無失点で4勝目を挙げていた。今季は開幕から7登板は全て自責2以下で、無失点試合が3度で防御率0・90と抜群の安定感を見せており、3・4月のリーグ月間最優秀選手(MVP)に選ばれ、メジャー2年目で初受賞していた。