阪神・村上 得意の竜斬りへ気合「粘り強く0点で抑えて、まずカードの頭を取る」 甲子園では5戦5勝
2025年5月9日(金)5時15分 スポーツニッポン
お得意の中日戦で、阪神・村上が両リーグトップの6勝目を狙う。9日の先発を前に、力を込めた。
「見てましたけど、粘り強くて凄かった。しっかり並ばれたけど、勝てたらいい」
ライバル心をあらわにしたのは、巨人・山崎に対してだ。前日の阪神戦で自身に並ぶ5勝目。98年生まれである同学年の存在は、好投への原動力の一つだ。
中日キラーとしての意地もある。23年4月22日のバンテリンドームでのプロ初勝利から3年間で8勝。特に甲子園では前回、高橋宏と投げ合った今年4月11日の対戦まで5戦5勝と負け知らずだ。
村上の登板がなかった4月29日からの敵地3連敗を含め、現在4連敗中。重盗などで揺さぶり、逆転を狙う相手の出足を止めるべく、この日の甲子園でもバント処理、三塁封殺などのフィールディング練習に取り組んだ。
「クリーンアップの調子がいいし、粘り強く0点で抑えて、まずカードの頭を取る」
被打率・195と手応え十分の直球を軸に、村上は白星を取りに行く。(鈴木 光)