J1新潟は11日にホームでの浦和戦 ゴメスが抜群の突破力で2試合連続ゴールを狙う
2025年5月9日(金)12時3分 スポーツニッポン
アルビレックス新潟のMFダニーロ・ゴメス(26)が、11日のホーム浦和戦で2試合連続弾を狙っている。前節のFC東京戦では来日3年目でリーグ戦初ゴールをマーク。樹森大介監督(47)の戦術にも慣れてきており、抜群の突破力を生かして相手ゴールをこじ開ける。
加入1年目だった23年6月に天皇杯2回戦の滋賀戦で来日初得点を頭で決めてから約2年。前節に待望のリーグ戦初ゴールを奪ったゴメスは「次は“足”で、ちゃんとゴールしたい」とニヤリと笑い、2試合連続得点に強い意欲を示した。
リーグ初得点はMFシルヴェイラのFKをMF笠井が頭で合わせ、ファーサイドに流れてきたボールを太腿で押し込んだ。強烈なシュートを持つレフティーは「変わったゴールだった」と苦笑いで振り返る。それでもゴールはゴール。「ポジションはクロスが多いけれど、点を決めたいと思っていた。1点を決めることでピッチ内で自由な感覚になれる」と気持ちの面で楽になった。
前節は後半13分から出場して同29分には笠井、同37分にはMF奥村にピンポイントクロスを送って決定機を演出。シーズン序盤は出番が限られていたが、出場時間を伸ばして得意の突破も見られるようになってきた。
「気候が暖かくなると調子が良くなる」と語り「監督によってスタイルは違う。ちょっとずつリズムをつかんできた感覚がある」と今季の戦術にも順応。チームは2勝6分け6敗で18位に低迷しているが「前節は最後まで戦う姿勢があった。ホームで戦うことも含め、そういうプラスの要素を生かせば浦和戦はいい方向にいく」と自信たっぷりに語った。(西巻 賢介)