柏FW細谷真大 値千金の先制弾 クラブのJ1通算1350点目「ホームゴール裏で取れてうれしかった」
2025年5月10日(土)20時14分 スポーツ報知
柏・細谷真大
◆明治安田J1リーグ ▽第16節 柏2—0岡山(10日・三協F柏)
柏はホームで岡山と対戦し、2—0で勝利した。後半31分に柏のFW細谷真大が先制点を決めると、同45分にはDFジエゴが追加点を決めた。これで首位の鹿島と暫定で勝ち点1差の2位となった。
待望の今季ホーム初得点はメモリアル弾となった。細谷は後半31分、MF小屋松知哉のパスをエリア内で受けると、「こやくん(小屋松)が縦のパスを入れて、(エリア)中のパスが来るというのは自分の中で意識していた。足元に欲しい合図を送った。良いボールが来て、ファーストタッチもうまくおけた」と、相手DFに体を寄せられながら冷静にゴール左に沈めた。値千金の先制点は、Jリーグ史上9クラブ目となるJ1通算1350点目。この日一番の歓声が、日立台に集まった1万2414人の観客から降り注いだ。
6日に行われた前節の清水戦(1〇0)は風邪のため欠場。決して十分な準備を取れたわけではないが、結果を残して見せた。エースは「良いゴールだった。(ホームとアウェーのゴールは)すごい違うところが多い。(最近のホームでの試合は)後半はアウェーのゴール裏の時もあったので、今日はホームゴール裏で取れてうれしかった」と笑顔を浮かべた。
今季はベンチからの出場が増えるなど昨季から出場機会は減っているが、前節を除いて直近3試合で2発。その前の第11節・湘南戦(1〇0)でもアシストを決めるなど、エンジンがかかってきた。チームは10戦負けなしで首位の鹿島と勝ち点1差の2位。今季唯一敗れた相手でもある鹿島を超えるために「(必要なのは)勝ちきる力だと思います。引き分けをうまく勝ちにつなげていければまた上位に行ける」と話すと「勝ち続けないといけない。勝ち癖をうまくつけたいなと思います」と力を込めた。