巨人・阿部監督 浅野は「いいきっかけにしてくれればうれしい」も4番問題に苦悩「考えるわ」

2025年5月10日(土)21時59分 スポーツニッポン

 ◇セ・リーグ 巨人3—2ヤクルト(2025年5月10日 神宮)

 巨人は敵地でヤクルトに競り勝って連敗を阻止。貯金を4に戻した。ヤクルト戦はこれで今季6勝2敗。負ければ3位転落の危機だったが、踏みとどまった。

 2—1で迎えた8回、今季初スタメンに起用された浅野翔吾外野手(20)がバックスクリーン左へ豪快に叩き込む1号本塁打を放ち、チームを勝利へと導いた。

 最近まで異例の3軍生活を送っていた浅野は7日に1軍昇格を果たしたばかりで、今季初安打が初アーチ。その裏には大勢が1点失って3—2とされており、浅野の一発がなければ同点でグリフィンの白星が消えるところだった。

 阿部慎之助監督(46)は効果的だった浅野の一発に「そうだね。大きかったね」とし、「いいきっかけにしてくれればうれしいけどね」と苦しみ抜いた末の一発で今後にも期待を口にした。

 それでも「ただバカみたいに振っていても当たんないからね。考えて打たないといけないよね」とも。

 また、主砲の岡本が負傷離脱してから第92代4番に起用した吉川が2試合で7打数無安打。そのため、吉川を元の3番に戻して第93代4番にはキャベッジを入れた。

 だが、4番の重責から解放された吉川が10打席ぶり安打となる二塁打を4回に打った一方で、キャベッジは4打数無安打2三振といいところなし。4試合ぶりノーヒットで、打率.288と3割を切った。

 「4番に入るとなんかホームランを打たないといけないって思うのか、みんななんか振りが大きくなっちゃうね」と苦悩の阿部監督。「考えるわ」とし、第94代4番誕生の可能性も口にしていた。

スポーツニッポン

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