世界陸上の男子マラソン…最後の1枠に選ばれた小山直城「やっと来たか、結果を残したい」
2025年5月10日(土)16時55分 読売新聞
パリ五輪の男子マラソンで23位だった小山直城(2024年8月)=三浦邦彦撮影
9月の陸上・世界選手権東京大会男子マラソン代表の最後の1枠に選ばれた小山直城(ホンダ)が10日、仙台国際ハーフマラソン(11日・仙台市)の招待選手記者会見に出席し、2日前の代表決定を受けて「やっと来たか、というのがあった。一安心とともに、しっかり結果を残したいという思い」と抱負を語った。
ジャパンマラソンチャンピオンシップ(JMC)シリーズ優勝者の小山は、世界選手権の参加標準記録(2時間6分30秒)を突破できなかったが、世界ランキングで出場資格を得て、8日に代表入りが発表された。他の代表選手から1か月半遅れの決定後、初の公の場で心境を問われ、「色んな人に『まだ発表ないの?』とか言われちゃうので、『まだ正式に発表は来てないです』と言うのが心苦しかった」と苦笑した。
23位に終わった昨夏のパリ五輪の雪辱を期し、東京世界選手権に向けて今回の仙台国際ハーフやトラックレースを活用してスピード強化に力を入れる方針で、「(自国開催は)なかなかない貴重な機会。ここで一発当てたいという気持ちは本当にある」と強調した。