パで1日3発満塁弾! 締めは西武・ネビン 元エンゼルス監督父譲りの「満塁男」が3連勝導いた
2025年5月11日(日)5時30分 スポーツニッポン
◇パ・リーグ 西武7−0ロッテ(2025年5月10日 ベルーナD)
デーゲームの日本ハム—楽天に続き、ナイターでもグランドスラムが飛び出した。パ・リーグでは15年ぶりの1日3本。西武・ネビンが来日初の満塁弾だ。3回1死満塁で西野の内角シュートを捉えて左翼席へ。チームトップの先制3号に「チームに大きな4点をあげることができて良かった」と興奮した。
球団では21年の中村以来4年ぶり。ネビンはメジャーでも満塁弾の経験はなかった。ドジャース・大谷がかつて在籍したエンゼルスの監督を務めた父のフィル・ネビン氏は通算208本塁打を記録した現役時代に満塁機で打率・397、7本塁打。
受け継いだ「満塁男」の勝負強さを日本で発揮し、「子供の時に凄く楽しんで父のプレーを見ていた思い出がある。ポジションも打順も似ているし、憧れの存在です」と胸を張った。
3連勝と今季最多タイの貯金3に貢献。助っ人4番として打線を引っ張り「たくさん勝てているので、シーズン終盤にどういう結果が待っているかが非常に楽しみ」と明るい未来を思い描いた。(福井 亮太)
〇…ネビン(西)がこの日、リーグで3本目となる満塁弾。パで一日に満塁本塁打が3本は、10年6月20日に細川亨(西)、小谷野栄一(日)、金子誠(日)が打って以来15年ぶり4度目の最多本数になった。