巨人、電撃トレード成立!秋広優人、大江竜聖、SBリチャードとの2対1 浮上する「両球団の思惑」とは

2025年5月12日(月)14時57分 ココカラネクスト

秋広は前日まで1軍ベンチ入りしていた(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 球界をゆるがす電撃トレードとなった。

 巨人の秋広優人、大江竜聖とソフトバンクの砂川リチャードの2対1の交換トレードが12日、両球団から発表された。リチャードの背番号は「52」となることも発表された。

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 球団を通じて、秋広は「ジャイアンツファンの皆さんの応援がすごく力になって頑張ることができました。チームは変わりますが、引き続き応援して貰えたら嬉しいです」とコメントを残した。
  
 今回の電撃トレードのきっかけは巨人で4番、岡本和真が今月6日の阪神戦で左ひじ靭帯損傷の重症となったことが大きいようだ。

 全治3か月と長期離脱となったことを受け、日替わり4番となっていたが、週末のヤクルト3連戦で得点力不足は鮮明に。負け越しとなり、パンチ力のある右打者を求めていた。

 目をつけたのが、球界きってのロマン砲、リチャードだった。昨年までウエスタン・リーグ5年連続本塁打王の長打力を誇り、ソフトバンクでも開幕からサードを守った。

 しかし結果が出ず、二軍落ち。1メートル89センチ、123キロの恵まれた体格からなる「飛ばす力」はメジャー級とも目されており、白羽の矢を立てられた形だ。

 また巨人から放出される形となった、秋広はトレード発表前日となる11日のヤクルト戦(神宮)まで1軍登録されていた。

 23年シーズンには121試合に出場、10本塁打をマーク、クリーンアップを務めるなどレギュラー定着が期待されたが昨季は26試合と出場機会を大きく減らした。

 今季は開幕前の練習試合で2打席連続弾を放つなど、プロ5年目の今季、背番号「55」の本格覚醒が期待されていたが、大江とともにトレードとなった。

 一方、今回の電撃トレードの背景には両球団の温情も見え隠れする。

 秋広、リチャードといえば、ともに長打力を持ち味とするロマン砲。ただ在籍球団では伸び悩んでいたとあって、環境の変化があれば、大きく飛躍する可能性も秘めている。

 またともに常勝軍団とあって、巨人では打撃強化、ソフトバンクも野手に故障者が続出している事態を受け、交流戦前が始まる前に早めに手を打っておく必要もあった。

 電撃トレードをきっかけに両球団が上昇気流をつかまえられるか。新天地で戦う3選手の活躍も引き続き、願いたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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