「去年、日本で似たような症状」IL入り佐々木朗希「完治してない中で...近いものはある」負傷の右肩に言及
2025年5月15日(木)9時35分 スポーツニッポン
右肩のインピンジメント症候群のため、15日間の負傷者リスト(IL)入りしたドジャースの佐々木朗希投手(23)が14日(日本時間15日)、本拠でIL入り後、初めてメディア取材に対応した。
佐々木は「今、ノースローなので状態は詳しく分からないが日に日には現時点では良くなっている感じはある」と右肩について語った。
過去にも同じような症状があったのか問われ「去年、日本でのシーズン中も一度、離脱する時に似たような症状があって、その時の方が状態は悪かったんですけど、今回、去年のシーズン中に完治してない中で名残まではいかないですけど、そういう感じに近いものはあると思います」と古傷とまではいかないが、過去の症状が影響している可能性はあるとした。
そして「ここ2試合ぐらいは、ちょっとパフォーマンス的にも肩の状態があって、(球速が)上がってこなかったかなと思うので、もちろん投げ続けたいチーム状況もあったんですけど、パフォーマンスがあれだとちょっとさすがに逆に迷惑かかるかなと思ったので、そこは自分から申し出る形になりました」と語った。
また、「痛み自体は2登板ぐらいからですけど、動きの悪さというか、しっくりこない感じはあったので、ただ痛みじゃない分、もちろんある程度は投げられる状態だったので、その期間は投げるようにしてました」とした。
球速低下について肩の負傷が原因かと問われると「それがすべて影響しているかどうか分からないですけど、影響自体はあったかなと思います」とした。
数週間前から違和感があり、9日の前回登板後に症状をチームに報告。12日の精密検査で判明したという。前回9日のダイヤモンドバックス戦は、4回0/3を61球、5安打5失点で降板。プロ入り後初の中5日での先発で、直球の平均球速は94・8マイル(約152・5キロ)にとどまった。東京ドームでの開幕2戦目こそ最速100・5マイル(約161・7キロ)で160キロ超のボールを連発したが、米本土に戻った2戦目以降の7登板で160キロ超えはゼロ。ここ数試合は最速、平均球速ともに下降していた。
佐々木はメジャー1年目の今季8試合に登板し1勝1敗、防御率4・72。