「ピッチャーに対するリスペクトも生まれた」 巨人・原監督が投手交代時にマウンドへ行くことで「学んだポイント」とは

2023年5月16日(火)11時36分 ココカラネクスト

今季はマウンドへ行く姿が目立っている原監督(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 巨人・原監督の投手起用が「変化」していることが注目されている。

 14日の広島戦(東京ドーム)に先発した赤星優志投手は7回にマクブルームに満塁弾を浴びて敗れこそしたものの、自己最多の127球の熱投。

 打線の援護ない中、粘り強く投げていた赤星に何とか勝ち星をつけさせたいという首脳陣の「親心」を感じさせる起用ともなった。

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 ほかにも今季はNPB(日本野球機構)からの要請で、ファンサービス・時間短縮のために投手交代時にマウンドへ行くことになった原監督が降板する中継ぎ投手に肩を抱きながら、ねぎらいの言葉をかけているシーンも目立つようになってきた。

 これまではどちらかといえば、継投に関しては早めの判断で知られていた指揮官の心境に変化をもたらしたものは何だったのか。この点に関してかつて巨人のヘッドコーチも務め、巨人OBの岡崎郁氏のユーチューブチャンネル「アスリートアカデミア」に出演した原監督が言及している。

 15日に更新された動画内で、今季からマウンドへ行くことになった経緯に関して原監督は、開幕前の監督会議の場で、ファンサービス・時間短縮を目的にNPB側から提案があったことを明かした。この提案を受けて「ファン目線の中で非常に重要である」と感じ、投手交代時にマウンドに行くようになったという。

 一方、新しい取り組みによって原監督も様々な点に気づかされたという。

 「すごく勉強になったこともあった」という中で特に印象に残った点に関して、動画内ではこう語っている。

 「ピッチャーというのは本当に孤独の中で戦っている。そのマウンドに上がっていく。投げる、投げないじゃなく、技術はもちろん大切だけど、やっぱりピッチャーは度胸だと。肝すえて戦う心を強く持たないと、とてもじゃないけどはね返されるなと感じますね」とマウンドは戦場であると改めて感じられたという。

 その上で「懸命に戦っている、ピッチャーはすごいところで戦っているというのを自分で肌で感じられたというのはどこか、ピッチャーに対するリスペクトも生まれた」というのだ。

 このことで心境に変化も生まれた。孤独な戦いに取りくんでいる投手の心情をより身近に感じたことで「共に多少結果が出なくても、肩組みながら、スクラム組みながら、『俺も行くぜ』と。それは非常にいい勉強になっている」と改めて投手陣に対して共闘の意識が強くなったと認める。

 「新しい世界を自分で勉強しているなと思いますね」と原監督。監督人生は今季で17年目に突入しているが、投手陣の世界観により近づけたことは大きな収穫と見ている。

 現在もチームの台所事情が苦しいことに変わりはない。ただ期待される「8回の男」には左腕、中川皓太も支配下登録され、近く合流と戦えるピースは少しずつ揃いつつある。元々地力はあるチームだけに投手陣を有効活用できれば、さらに上位は狙える。新境地を開拓した原監督のタクトに今後も注目が集まりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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