【巨人】8回に吉川尚輝が値千金の逆転3ラン 中日に競り勝ち、連敗は「4」でストップ
2025年5月16日(金)20時55分 スポーツ報知
8回2死一、二塁、逆転3ラン本塁打を放った吉川尚輝(カメラ・小林 泰斗)
◆JERA セ・リーグ 巨人4ー2中日(16日・東京ドーム)
巨人が中日に競り勝ち、連敗を「4」で止め、「貯金1」に戻した。3勝目を目指して先発した赤星優志投手は1点リードの6回に本塁打で同点に追い付かれ、6回5安打1失点で降板。打線は中日先発のドラフト1位ルーキー左腕・金丸夢斗投手に増田陸内野手の2号ソロでの1点に抑えられたが、1点を追う8回に吉川尚輝内野手の値千金の1号3ラン本塁打で逆転した。ホームでの中日戦は8連勝となった。
赤星は1回、先頭の岡林勇希外野手に中前打を打たれたが、後続を抑え無失点。2回は1死から田中幹也内野手に左前打されたが、ここも続く2人を抑えた。3回は1死から岡林に2打席連続ヒットとなる左翼線二塁打を打たれ、鵜飼航丞外野手の二ゴロで2死三塁とされたが、上林誠知外野手を一ゴロに仕留めた。
打線は1回1死から泉口友汰内野手が死球、吉川尚輝内野手の遊ゴロで2死一塁となったが、キャベッジ外野手は二飛。2回は2死からヘルナンデス外野手が中前打するも甲斐拓也捕手は空振り三振。3回も2死から泉口が中前打で出塁したが、吉川が空振り三振に打ち取られた。
4回に巨人が先取点。1死から5番に入る増田陸内野手が、中日先発のドラフト1位ルーキー左腕・金丸夢斗投手のストレートをとらえ、左中間スタンドに2号ソロ本塁打。1点を先制した。
赤星は4回2死から田中幹也内野手に右翼線二塁打を許したが木下拓哉捕手を左飛。5回は2打席連続ヒットを許した岡林を投ゴロに打ち取るなど3者凡退に抑え、勝ち投手の権利を得た。
しかし6回、赤星は1死から3番・上林誠知外野手に右中間スタンドに4号ソロ本塁打を打たれ、試合は振り出しに戻った。
赤星は6回までで降板し、7回からは2番手で田中瑛斗投手が登板。2死から二塁内野安打と吉川の悪送球で二塁に進まれ、代打・板山祐太郎内野手が告げられると、3番手・中川皓太投手に交代。代打の代打でブライト健太外野手が登場したが、一邪飛に打ち取り無失点で切り抜けた。
1−1で迎えた8回に痛い一発で勝ち越しを許した。この回から登板した大勢投手が、2死から上林誠知外野手に2打席連続アーチとなる5号ソロ本塁打をバックスクリーンの左にたたき込まれ、勝ち越しを許した。大勢の被弾は2023年9月21日の阪神戦(甲子園)以来。
1点を追う巨人は、8回に吉川の値千金の1号3ラン本塁打で逆転した。1死で中日の3番手・マルテ投手から代打・中山礼都内野手が右中間を破る二塁打で出塁すると、2死から泉口友汰内野手が四球を選び一、二塁。ここで吉川が代わった4番手・斎藤綱記投手から右翼ポール際に飛び込む1号3ランをたたき込み、試合を決めた。
9回はマルティネス投手が登板し、2死から代打・宇佐見真吾捕手を四球で歩かせたが、最後代打・大島洋平外野手を遊ゴロに仕留め、勝利した。