体操・岡慎之助 NHK杯連覇へ、橋本大輝を上回り首位浮上…息詰まる新旧五輪王者対決でリード
2025年5月16日（金）18時19分 スポーツ報知
岡慎之助
◆体操 ＮＨＫ杯 第１日（１６日、東京体育館）
体操の世界選手権（１０月・ジャカルタ）代表最終選考会を兼ねる大会で、男子予選は４月の全日本個人総合選手権の得点を持ち越し、個人総合で争われ、全日本で２位だった昨夏のパリ五輪３冠の岡慎之助（徳洲会）は、合計１６９・７１１点を出し、首位スタートだった東京五輪個人総合金メダルの橋本大輝（日本生命・セントラルスポーツ）を逆転し、１・５００点差をつけ首位に浮上した。
２位からのスタートだったが、最初の床運動で終末技の着地を決めるなどミスのない演技を披露。次に演技した橋本が着地で転倒したことでこの時点で逆転した。１５日の会見で岡は「予選、決勝ともに１００％を出して悔いのない試合をしたい」と話した通り、あん馬こそ得点を伸ばせなかったとはいえ、得意の平行棒で１４・７６６点の高得点を出すなど、その後は安定した演技で首位を守り通し、連覇へ王手をかけた。
世界選手権代表枠は男子は最大６枠。全日本選手権の得点の半分を持ち点にＮＨＫ杯を争い上位２人が個人総合の代表に決定する。種目別は全日本とＮＨＫ杯の得点から各種目の最上位者を代表候補に選ぶ。７月までの国際大会を対象にした日本協会が作成する世界ランキングをもとに、１位との得点の比較で絞り込んでいく。
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