巨人・阿部監督 昨秋ドラフトでクジ外した“元恋人”金丸称賛「思ってた通りいい投手でしたね」
2025年5月16日(金)22時8分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人4—2中日(2025年5月16日 東京D)
今季最長の連敗を4で止め、借金生活突入を阻止した巨人の阿部慎之助監督(46)。1—2で迎えた8回2死から飛び出した吉川尚輝内野手(30)のあまりに劇的な逆転&決勝の1号3ランを称える一方で“元恋人”への称賛も口にした。
この日、巨人戦初登板初先発となったのは中日のドラフト1位ルーキー左腕・金丸夢斗投手(22=関西大)。巨人も昨秋のドラフト会議で1位に入札し、中日、DeNA、阪神との競合の末に抽選で外した意中の投手だった。
その金丸に対し、巨人打線は4回に増田陸の2号ソロが出るまで2安打無得点。結局、6回で7三振を奪われ、3安打1失点の好投を許した。
試合後、阿部監督は「思ってた通りいい投手でしたね」と短い一言に金丸への思いを込めた。
巨人は8回に大勢が2年ぶり被弾となる勝ち越し弾を上林に打たれた。上林は6回には赤星から同点ソロを放っており、2打席連発の4号&5号だった。
大勢が勝ち越しを許したことでイヤな流れになったが、それを一振りで一変させたのが吉川。
「悪いね、マツダでの流れを一掃してくれたんでね、本当にチーム助けてくれたなと思ってます」という阿部監督は、初球から思い切りよく叩いた吉川の精神的な強さを「それがいい結果につながったんじゃないですかね。真ん中見逃しちゃう子が多いんでね。そこ割り切って思い切っていけたのが好結果につながったんじゃないですかね」とし、8回に代打で二塁打を放った中山、四球でつないだ泉口についても「本当にいいバッティングしたなと思うね」と称えていた。