巨人・泉口友汰 バースデー初安打はお預け 初回に粋な計らい見せた高橋宏斗から3の0
2025年5月17日(土)22時8分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人1—0中日(2025年5月17日 東京D)
巨人の泉口友汰内野手が17日に26歳の誕生日を迎え、同日行われた中日戦(東京D)で「2番・遊撃」に入ってフル出場。4打席に入って3打数無安打1三振に終わり、自身初のバースデー安打は来季へ持ち越しとなった。
泉口は4月9日のDeNA戦(横浜)で「8番・遊撃」に入り、今季初スタメン。そこから先発出場を続け、同13日の広島戦(マツダ)から「1番・遊撃」に入って26試合連続で巨人の斬り込み隊長を務めた。
前日16日の中日戦(東京D)では20歳の浅野が今季初の1番に入り、泉口は2番に。この日も2試合続けて2番に入った。
相手先発マウンドに上がったのは昨季セ・リーグ最優秀防御率のタイトルに輝いた右腕・高橋宏斗投手(22)。泉口が初回の第1打席に入ると、スタンドの巨人ファンはバースデーソングの大合唱となった。
すると、マウンドの高橋宏はさりげなくプレートを外し、ユニホームの裾をまくり上げた。そして、恐らくまだほどけていないであろうスパイクのひもを結び直すしぐさをしてさりげなく時間をつくり、スタンドのG党が歌い終わるまで待つ粋な計らいを見せた。
打席で静かに待った泉口は1ボールからの2球目を打って痛烈な打球を飛ばしたが、二直。3回の第2打席は外角への153キロ直球で3球三振、6回の第3打席は四球、1—0のまま迎えた7回の第4打席は2死一、三塁のチャンスで入ったが、初球で中飛に打ち取られた。
新人だった昨年の5月17日は広島戦(マツダ)で9回に代打起用されたが、栗林のフォークボールに見逃し三振だった。