「エンドウのような姿勢は極めて重要」去就注目の遠藤航に“残留すべき”の声 リバプール専門メディアが評価「去る理由はない」

2025年5月18日(日)16時4分 ココカラネクスト

スタメン出場の機会が欲しいのは当然だが遠藤の去就やいかに(C)Getty Images

 リバプールの遠藤航は現在も来季への去就が注目を集めている。試合後半での出場が開幕から続いた今季、ようやく訪れた初スタメンの機会は、チームが優勝を決めた直後の第35節チェルシー戦だった。今夏、先発出場が可能となるクラブへ移籍の可能性も囁かれ続ける遠藤だが、現地ではリバプール残留を強く求める反応も上がっているようだ。

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 専門サイト『ROUSING THE KOP』が現地時間5月17日、遠藤の特集記事を配信。アルネ・スロット体制2年目を迎えるクラブにおいて、遠藤を「去就不透明」と評しながらも、「エンドウがリバプールを去る理由は見当たらない」などと主張している。

 トピックの中では、クラブが優勝を決める3週間前に、遠藤が自身のポッドキャスト『RED MACHINE The WATARU ENDO PODCAST』の中で語っていた言葉を取り上げ、「目標を達成しても、すぐに『次の目標は何か』を考える」などのコメントを紹介。リバプールの一員としてタイトル獲得やリーグ優勝、さらに連覇などを目標に掲げていると述べる遠藤のスタンスを称賛し、同メディアは、「こうしたメンタリティがあったからこそ、スロットがあまり彼を重用していなかったように見えても、エンドウはリバプールで生き残ることができた」と綴っている。

 さらに、途中出場が殆どであるにもかかわらず、自身の役割を果たし続けた背番号3に対し、同メディアは、「『勝つこと』が前提であるリバプールというクラブにおいて、エンドウのような姿勢は極めて重要だ」と指摘。

 加えて、「フィルジル・ファン・ダイクやモハメド・サラーのような主力が強い勝利欲を持っているのは当然のことだが、エンドウのような“控え”の選手にまで同じようなメンタリティがあることこそ、チームを偉大な存在へと押し上げる要因となる」と貢献度を強調する。また、来季へのチームの補強を見通し、「エンドウよりも出場機会が与えられる選手を獲得できるかもしれない」としながらも、「エンドウのような“勝利への欲求”と“高い基準を保とうとする姿勢”を持った選手を見つけるのは、全く別の話だ」と説明。

 そして、遠藤が今後、他クラブでのプレーを望んだ場合について、「リバプールも真剣に検討せざるを得ない」と綴った上で、「だが、彼が今の役割に満足し、これからもタイトル獲得に貢献する意思があるのなら、スロットは絶対に彼をチームに残すべきだ」と訴えている。

 現地メディアも、チームを支えた日本人MFの残留が来季の躍進につながると見込んでいるようだ。間もなく迎えることになるシーズンオフ、遠藤とクラブ、双方の意思はどのように傾くだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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