【巨人】田中将大が2軍戦で3回3K1失点「右のインサイドにまだミスが多い」MAXは148キロ
2025年5月18日(日)15時4分 スポーツ報知
オイシックス戦で先発した田中将大(カメラ・中島 傑)
◆イースタン・リーグ 巨人—オイシックス(18日・スリーボンドスタジアム八王子)
巨人・田中将大投手が2軍・オイシックス戦で先発し、予定の3回を4安打1失点、3奪三振の内容で投げ終えた。降板後に取材に応じ「一つ一つのボールに手応えはありました。誠司ともさっき話しをして『よくなっていますよ』と。ただ、縦変化のボールだったり、右のインサイド。特に右のインサイドにまだ少しミスが多い。前進はしていますけど、細かいところはまだ練習していかないといけない」と振り返った。
1学年下の小林とバッテリーを組み、初回は1番の陽岱鋼を空振り三振スタート。その後2死からティマの三ゴロ失策、連打で2死満塁を招いたが、最後は右翼手・佐々木のファインプレーにも助けられて右飛に封じた。
2回は2者連続三振を含む3者凡退でピシャリ。しかし、3回に先制を許した。先頭の陽に甘くなった内角球を左翼フェンス直撃の二塁打とされると、その後1死二塁から中前適時打を献上。ここでも内角狙いの直球がわずかに内に入り、反省点として口にした。
3回3失点で降板した1日・広島戦(東京D)以来17日ぶり、出場選手登録抹消後は初の実戦マウンド。この日は無走者でも通常のノーワインドアップではなく、練習を重ねていたセットポジションで投球。それでも最速は球場表示で148キロを計測し、2回1死では空振り三振を奪った。
楽天を退団し、新天地で再出発した19年目。4月3日・中日戦(バンテリンD)で日米通算198勝目を挙げて以降、白星から遠ざかっており、1軍では直近2登板連続で3回までに降板していた。現在は期限を設けず2軍で調整を続けている。
10日にはG球場の屋内で降格後初めて対打者へのシート打撃に登板し、丸、小林と計17打席対決して安打性2本。当初は17日のオイシックス戦(Gタウン)で先発予定だったが、雨天中止でスライドに。そのため投球イニングも予定より減らして3回となった。