鹿島 堅首7連勝 守り抜いた優磨の先制弾
2025年5月18日(日)4時43分 スポーツニッポン
◇明治安田J1リーグ第17節 鹿島1—0清水(2025年5月17日 鹿島1—0清水)
首位の鹿島は1—0で清水を退けて5年ぶりの7連勝。しぶとく鬼門を突破した。
試合を通して守勢に回る時間が続き、DF安西が「勝った気がしない」と首をかしげる内容だったが、前半7分にFW鈴木が奪った1点を守り切った。7連勝は5年ぶり。そのうちの6試合が1点差と、勝負強さが際立つ。2位・柏との勝ち点差は4に広がった。
隙を生まない空気感が、現在のチームにはある。前節、約6万人を集めた国立競技場で川崎Fに逆転勝ち。ただ過去2シーズン、同時期に行われた国立開催直後の試合に勝てず、失速を繰り返していた。「ビッグマッチの後の試合が非常に大事だという話は、今週何回もしていた。簡単なゲームではなかったが、しっかりと勝ち切れたことは自信を持っていい」と鬼木監督。締め直されたイレブンは、同じ轍(てつ)を踏まなかった。
それでも「試合をもっと支配しないといけない」と指揮官に満足感はない。鈴木も「この内容なら、いつ食われてもおかしくない」と言う。勝って反省できることが収穫。鹿島はまだまだ強くなる。